ディズニーの最新映画ライオンキング、日本より一足早く、ドイツでは昨日7/17から公開されたので、早速初日に観てきました。
前回のアラジンは公開終了間近で小さなホールでしか観られなかったから、、、
実写、、、なのか??
先日までライオンキングの映画化なんてちっとも知らなかったんだけど、アラジンを観に行った時にライオンキングの予告が流れてきて、何これ実写?CG?って意味わからんすごい映像に圧倒されました。
Twitterか何かで「実写版ライオンキングがどうたらこうたら〜」みたいなニュースタイトルをちらっと見たくらいで、事前情報ほぼなし状態で観たけど、最後の最後までCGと実写の区別はつかなかったです。
映像的には完全に実写。ストーリーにあった都合のよすぎる動きをするってこと以外は。
毛並み一本一本、お腹の筋肉に浮き立つ血管、草のそよぎ方まで、全部リアルな質感で、、、
これ全部CG?さすがにそれは途方もなさすぎるよね?うま〜い具合に実写とCGをつなぎあわせてるのかな?ええ??
VFX?CGI? ライオンキング制作のための技術
まじでどうなってんのこの映画って謎すぎて、観終わった後に家帰って調べてみました。
まず分かったこと。
これ、フルCGなんですね。
背景は実際にアフリカで撮って、そこにCGで作ったキャラクターをのせてるのかなあとか素人考えで思ってたんですけど、VFXアーティストの解説動画を観たら、「リアルそのものだけど、これ全部CG。CGって分かっててもリアルにしか見えないよね」って言ってました。
ええええーーーーー!!!
VFXとかCGIっていう言葉、英語で検索してると必ずこの2つの単語が出てきたんですけど今回初めて知りました。
VFXは”Visual effects”の略で、映像に加工を加えることをいうみたい。そうすることで、非現実的な映像をつくれますよーっていう。
CGIは”Computer Generated Imagery”の頭文字。直訳のまま、コンピュータで製作された映像・画像すべてのこと。
え、でも日本で一般的にいう「CG」は?あれはコンピュータグラフィックスの略だよね?CGとCGIってなんか違うの?って思ったけどそれはまた今度調べようかな。長くなりそう笑
とにかく、ライオンキングはこのVFXとCGIの技術が超最先端でやばいから、現実と区別がつかないほどやばい映像を作れたらしいです。
ライオンキングと同様の技術を使った「ジャングルブック」の映像制作方法を解説した動画もちらっと観たんですが、コンピュータの中に動物の肉体をそのまま再現してました。
それこそ骨から3DCGで再現して、その上に筋肉をのせて、皮をのせて、最後に毛を生やす。もう解剖学そのものじゃんっていう。
ほんと途方もない作業すぎて想像つかない。
現実とCGの境目が溶ける
今思えば、アリスインワンダーランドとかは建物も小物も明らかにファンタジーだからCGで成立させやすい部分もあったんでしょうね。メインキャラクターはリアルな人間で、演技力に頼れる部分も大きいだろうし。
でもライオンキングはなもかもが現実にあるもの。しかも人間なし。
ああもうこうして書き連ねてるだけであの素晴らしさを反芻できる。
でもCGがこれだけ実写に近づいてて、この技術が映画以外にももっともっと使われるようになったらって考えると、なんだか恐ろしい感じもしますね、、、。
ソニーセンターのCinestar(シネスター)
今回観に行ったのはソニーセンター。ベルリン映画祭会場のすぐ近くにあって、ベルリンで一番大規模そうな映画館です。おそらく。


他の映画館ではドイツ語吹き替えの上映がほとんどですが、ソニーセンターではオリジナルのままでの上映がたくさんあります。
いまだに私の英語力は貧弱だけど、よく知ってるストーリーのディズニー映画くらいならいけるかなってことで、今回は英語版を視聴しました。
VFXやCGIの技術について参考にした動画
どんな技術が使われてるか知ると感動とありがたみが増すのでリンク貼っておきます。興味ある方はどうぞ。
VFX Artist Reacts to TOP 5 BEST CGI Effects
The Jungle Book ‘Creating the Animals and the Jungle’ – VFX Breakdown by MPC (2016)
ジャングルブックとか2016年にすでにこの技術ができてたんですね!映画の映像技術とか疎くて全然知りませんでした、、、技術の進歩早駆けすぎて振り落とされそう。
コメントを書く