先日初めてベルリンのコンツェルトハウス(Konzerthaus)に行きました。
オーケストラの演奏って、日本ではサントリーホールとかのおっきなホールでしか聴いたことがなかったんですが、コンツェルトハウスは、もっと小規模。日本の市民ホールとかより全然小規模でした。
でもこの豪華さよ!


サイズ感といい、豪華さといい、お正月のNHKで毎年放送してるウィーンフィルのニューイヤーコンサートを思い出しました。
一流オーケストラの演奏が目前で
私はクラシックカードを使って、たったの8ユーロで前から4列目の席に座らせてもらえてしまいました。


抜群に近い!!
* クラシックカードの詳細についてはこちらに書いてます。
→ベルリンのクラシックカードの使い方。超絶お得にオーケストラやバレエを鑑賞できます
曲目は、
- コルンゴルトの空騒ぎから5曲(Korngold: Much Ado About Nothing Suite)
- ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲 ニ短調(Khachaturian: Violin Concerto in D minor)
- ヤナーチェクのシンフォニエッタ(Janáček: Sinfonietta)

クラシック音楽好きじゃないとまず知らない曲ばかりじゃないでしょうか(だから当日まで前から4列目が残ってたんだろうな)。
私はクラシック好きだけど、その割に大して詳しくないのでどの曲も知りませんでした。
特にコルンゴルトなんて作曲家の名前を聴いたことすらなかったんですけど、目前で生演奏を聴いたらなぜか目から水が出てきました。
ええなんで最初から!?って自分でも驚いた。情緒不安定か。笑
思入れも何もないし、そこまで感情がたかぶってる感覚もなかったんですけど、素晴らしすぎるオーケストラの演奏に、私の理性すっ飛ばしてホルモンバランスがダイレクトに影響を受けたのかもしれません。あはは。
生演奏を聴いてからはどの曲も大好きになって、Spotifyで演奏会の曲順通りにプレイリストも作ったので、もし興味があればどうぞ聴いてみてください。
特にコルンゴルトの空騒ぎのチェロのソロがかっこよくて美しくて、、、胸がきゅうううっとなります。
ああもちろんヴァイオリン協奏曲のヴァイオリニストもそりゃもう最高でしたけど!
コンツェルトハウスの規模感が最高
巨大じゃないホールで聴くオーケストラ演奏って、こんなにいいものなんだなあっていうのを今回初めて知りました。
サントリーホールとかだと、前方の高いチケットなんてなかなか買えないから後ろの方になるし、そうすると同じホール内にいてもライブ感が薄いというか、スクリーン越しに見てる感覚になるんですよね。
たとえ前方席でも舞台までちょっと距離感あるし。
でもコンツェルトハウスは客席から舞台がすぐそこだし、前から4列目だと、息づかいとか弓と弦がぶつかる音とか、そういう細かい音もたくさん聞こえてくるから、有無を言わせない圧倒的なリアル感があります。
こんな体験が8ユーロだなんて。もはや頭おかしい。場違い。身分不相応。
私なんていつもドイツ語学校に行くのと同じ格好して、家から30分で会場近くについて、ちょろっと買い物済ませて会場入りしたものだから、初めてのコンツェルトハウスの格式高さにだいぶビビりました。
これがベルリンに住むということなんでしょうか。ありがたすぎてまたホルモンバランス崩れそう。
クラシックカードがあってもなくても
クラシックカードを買える資格があって、クラシック音楽に少しでも興味があるなら、クラシックカード利用するしかないです。こんなに最高なことないです。
でもクラシックカードは、ベルリンに住んでる30歳以下じゃないと使えないとか、当日1時間前にならないとチケットを買えないとかっていう制限があります。
とはいえ正規の値段だとしても日本のチケットよりはだいぶ安いし、そもそもコンツェルトハウスのあの近さ、あの建物の雰囲気は日本では味わえないので、お値段以上の価値は感じられるはず。
私も来シーズンからはクラシックカードを買える年齢じゃなくなるけど、おやつ代を我慢してでもコンツェルトハウスには行く所存です。
旅行でベルリンにいらっしゃる方も、世界最高峰の音響設備は東京のサントリーホールに任せて、ベルリンではコンツェルトハウスの独特の空間を楽しんでほしい!!!
クラシックカードも素晴らしいけど、オーケストラの演奏も素晴らしかったしコンツェルトハウス自体も素晴らしくて、なんだかまとまらない文章になってしまったけどとにかくぜんぶ素晴らしかったです。^o^

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