昨年夏から半年かけてドイツ語学校に通い、いっちばん初級のA1からB1までのコースを受けた。
(ヨーロッパでは、外国語学習のレベルをA1→A2→B1→B2→C1→C2という風にレベル分けするのが普通みたい)
B2を合格していることが受験資格の大学もあって、 ある言語についてB2までやったよ〜って言えば、そこそこ喋れるのね、っていう目安となるレベル。
そんなB2レベルのドイツ語コースに通い始めて、あっという間に2週間が経った。
やばすぎる
想像以上に
やばすぎる
思わず川柳にしてしまうやばさ。
B2は、B1までとは段違いとは聞いてたけど。
私いま、人生で初めて「クラスで一番の劣等生」っていう立ち位置にいる。
クラスメイトとの圧倒的な差
授業が難しいだけならまだいい。
やばいのは、クラスメイトのレベルの高さ。私以外ほぼ全員、日常会話ならスラスラスーイって話してる。
正直、前の学校のクラスとは比べ物にならないレベル。
(B1までは別の学校に通ってた)
B1からB2に上がっただけでは説明つかないじゃないか!っていうレベルにみんな話せる。
前通ってたHartnackschuleのB1を終えたときに、割とできた〜楽しかった〜〜みたいなノリでブログ記事を書いたけど、あのときの私はちゃんとは分かってなかったんだなあ。
自分の足りなさが。
→ベルリンのHartnackschuleに半年通った感想とクラスの様子
楽しいクラスだったなあ〜。笑
ちなみに今のクラスは10人ほどで、小さな教室。
ホワイトボードは汚いけど、先生の字は綺麗(これじゃ伝わらない)。

初めてのフリーズ体験
やばさが決定的だったのは先週の金曜、B2コースが始まった週の金曜。
その日はリスニングとスピーキング重視で、長文をリスニングした後に、聞き取った内容を話すってトレーニングだったんだけど、私は壊滅的にこれができなかった。
音声のドイツ語速いし知らない単語ばっかりで、聞き取ろうと思えば思うほど内容がツルッツルに頭の中をすべってく。
かろうじて聞き取った内容を話そうにも、何かを説明できるほどのスピーキング能力が全然ない。
たどたどしさMAXの説明しはじめるも、途中で頭が真っ白になって一言も言葉を発せなくなってしまった。
口も半開きのまま、フリーズ。
「これ以上分かりません」「よく聞き取れなくて」とか言って別の人にバトンタッチするとかすればよかったのに、それすらできず。
おしゃべり好きですぐ早口になっちゃう私にとって、こんな経験したことなくて、なかなかショッキングだった。
その日の授業の最後の方で、先生が「ハルコ、僕の話は理解できた?大丈夫?もう少しゆっくり話そうか?」って言ってくれた。
とっても親切な先生。
でもそれはもう、このクラスで先生の話を理解できてない人は私だけ、私が一番遅れてるというクラス内での公式宣言であり、それにもショックを受けちゃった。
公式に宣言されようがされまいが、私が一番遅れてるのは明らかだし何を今更とも思ったけどさ。
こんなに追い込まれたの久々だなーって、学校からの帰り道を歩きながら落ち込んだ。
昔からプライド高くて打たれ弱かったけど、30になっても直ってなかったんだなって。笑
大人になってこんな経験しなくなってたから。
怠け癖とたたかう
仕事でドイツ語がすぐに必要なわけでもなく、今の私にはこのクラスに食らいつかなければならない強い理由はない。
今からクラスのレベル落とそうかな。
って考えもよぎったけど、大した努力もしてない今の段階で諦める気にもなれない。
自分のできなさを直視するしかなくて落ち込んで、落ち込む心を守ろうと無限の言い訳が湧いてきた。
ああ、今思えば3月のシンガポールでは随分といいご身分してたなあ。ほっとんどドイツ語の勉強もせず!笑


なんて、つい1,2ヶ月前の自分を悔いたって遅い。
「その子にもっとうまく教えられたらいいのに。今、自分についた諦めグセと必死でたたかってる」
って、マンガ「初めて恋をした日に読む物語」の順子先生の言葉を思い出して刺さった。
ショック受けた先週の金曜から1週間、学生時代ぶりに勉強に励んでる。
今、自分についた怠けグセ、スマホグセとたたかってる…涙

勉強って、公平。
勉強したくてもできない環境にいる人は違うかも知れないけど、やろうと思えば勉強できる環境にある人にとっては、勉強ってすごく公平。
だから学歴って大事なんだろうな。どの国に行っても。
って思った。
それぞれ全然違うバックグラウンドをもちながらドイツ語勉強に励むクラスメイトたちをみて。
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