ベルリンに移住してきた当初、ドイツ語学校に通うつもりはありませんでした。
今は動画でもアプリでも優れた教材がいくらでもあるし、参考書とそれらをかけ合わせて勉強すれば、わざわざ時間とお金を使って学校に通う必要もないかなと。
少なくとも、日常会話レベルなら独学でいけるっしょ!
っていう気持ちでした。
自分を過信していたんですねえ。
確かに、素晴らしい教材なんて探せばいくらでもある。
でもそれらと向き合う時間を自分で作らなければ勉強は1ミリだって進まない。
移住してから最初の方はアプリやYoutubeでわりと積極的に勉強できていたんですが、徐々に気が抜けて夏の間は全然ドイツ語の勉強が進んでいませんでした。
ドイツ語を話せなくても住める街
ドイツの他の都市は分からないけど、ベルリンは移民も多いしかなり英語が通じます。
私はベルリンに移住してきてもうすぐ半年になりますが、普段の買い物や手続きなどで活用しているのは、超基礎的なドイツ語単語と10コくらいのフレーズ。
それだけじゃ足りなくてちょっと分かんないなってときは、すぐソーリー?って言って英語に切り替えてもらってしまう。情けないことに。
(移住後すぐiPhone Xをすられて警察に届け出た時も、警察官たちは100%英語で対応してくださいました…→ベルリンへ人生初の海外移住をしたら、3週間のうちに次々とハプニングが起こりました。)
お子さんがいたり、仕事によってはそれでは許されない状況も多々ありましょうが、実際に1年以上ベルリンに住んでてもドイツ語をほぼ話せない日本人の方は普通にいます。
多少の不便さはあるけど、それでもいいって割り切っちゃえば全然いける。いけてしまう。それがベルリン。
だからこそ1人だと怠けちゃって、夏の間は勉強が全然進んでいませんした。
それでもやっぱりここはドイツ。
なんならドイツの首都。
本屋に行くと、ドイツ語の本ばっかりです。
当たり前だけど!
なんとなく半分くらいは英語なのかなー?とか勝手にそんな感覚でいたんですよね。
普段街を歩いたり買い物したりしてるだけだと半分くらい英語の感覚だから。
でも本屋では、英語の本は基本的には外国語コーナーにしかなくて。
それを目の当たりにしたとき、「ここにある本全部私には読めないんだなあ」ってプチ絶望を味わいました。
私は日本の仕事をリモートで行なっているので、仕事上ではドイツとの関わりはまだ皆無。
このままでは観光客と何も変わらない。
せっかくならドイツ語を使えるようになって、色んな本も読みたいし、友だちつくっておしゃべりしたいし、もしかしたらドイツの大学に通うのもいいかも知れない(ドイツの大学は厳しいらしいけど!)。
目の前におもしろそうな世界が広がっているのに、手も足も出ない今の状況を一刻も早く抜け出したい。
そういうわけで9月からドイツ語学校に通っています。
学校ってなんて素晴らしいシステムなんでしょう。
夏の間、1日足りともドイツ語勉強が進まなかった私が、この2ヶ月間は平日毎日3時間以上ドイツ語を勉強してるなんて。
日本の英語教育でいうと、今は公立の中2くらいかなあ。
私の口からスラスラとドイツ語が出てきそうな気配はまだまったく感じられないけど、そのうちドイツの図書館巡りをすることを目標に今は毎日授業を受けています。
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