ベルリンには、オーケストラコンサートやバレエ、オペラを破格で鑑賞できる制度があります。
それがこのクラシックカード。
ベルリンで1回でもコンサートやバレエ、オペラの舞台を観賞しに行くなら、絶対このカード作っておくべき!!
クラシックカードとは?
このカードを使うと、オペラ・バレエのチケットなら10ユーロ、コンサートなら8ユーロで買うことができます。
ベルリンでは大抵、数十ユーロでオーケストラやバレエのチケットを買えるので、日本と比較するとそもそも安めですが、約10ユーロは破格も破格。
しかも年会費はたったの15ユーロ。
信じられない全然計算合わないよ。
1年使えるカードなのに1回使えば元取れるって…。
太っ腹の極み。
クラシックカードの使用条件
30歳未満であること。以下じゃなくて未満。
A ClassicCard can be purchased up to the day before the purchaser’s 30th birthday.
公式サイトにはこう書いてあります。
平成元年生まれの私にとってここが重要でして。
今度の誕生日で30歳になるので、その直前にもう一度クラシックカードを買いに行こと思ってます。
また、同行者も30歳未満であれば、同行者自身はクラシックカードを持っていなくても同じように割引してもらえるそうです。
当日開演1時間前から購入可能
その時点でまだ空いてる席の中で、舞台から近い席順に案内してもらえます。
クラシックカードが使える劇場
残念ながら、ベルリンフィルはこのカードの対象ではありません。
でも!それ以外のベルリンの主要な舞台は全部おさえています。
クラシックカードを使える劇場一覧
- Deutsche Oper Berlin(ベルリン・ドイツ・オペラ)
- Komische Oper Berlin(ベルリン・コーミッシェ・オーパー)
- Konzerthaus Berlin(コンツェルトハウス ベルリン)
- Staatsoper Berlin(ベルリン国立歌劇場)
- Deutsches Symphonie-Orchester Berlin(ベルリン・ドイツ交響楽団)
- Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin(ベルリン放送交響楽団)
- Rundfunkchor Berlin(ベルリン放送合唱団)
- RIAS Kammerchor(ベルリンRIAS室内合唱団)
クラシックカードの買い方
(1)劇場のチケット売り場で買う
下記の劇場で、昼の部の時間帯に買えます。夜はやってないそうなので注意ですね。
Deutsche Oper Berlin, Komische Oper Berlin, Konzerthaus Berlin, Staatsoper
30歳未満であることを示さないといけないので、購入にはID(パスポートなど)が必要です。
(2)Dussmann(ドゥスマン)で買う
劇場以外では、ミッテのフリードリヒシュトラッセ駅近くにあるドゥスマンという大きな本屋で買えます。
楽譜もたくさん売っている本屋さんで、楽器を背負った人も多いから気分が上がる場所。
私はここで買いました。
30歳未満であることを示さないといけないので、購入にはID(パスポートなど)が必要です。
(3)オンラインで買う
オンラインではこちらのページから申し込めます。
最初はオンラインで申し込もうと思ったんですが、郵送でのやりとりが必要みたいで逆に手間取りそうだったのでやめました…
クラシックカードの使い方の流れ
先日、このカードを初めて使ってきました。
鑑賞したのは、ベルリン国立バレエ団の白鳥の湖。Deutsche Operでの公演でした。
世界に名だたるバレエ団の公演ですが実にサクッと入れました。
(1)家を出る前にネットで空席があることを確認
そもそも空席がないと当日チケットを買えないので、すごい人気の公演はクラシックカードではなく普通に事前購入するのが良さそうです。
(2)開演1時間前から開演までの間に劇場へ行く
私は多少道を間違え、開演の40分前にチケット売り場につきました。
当日券を買い求める人、他にもそこそこいました。
おそらくクラシックカードの対象ではなくても何らかの割引があるのかなと。
クラシックカードを提示するだけですぐにチケットを買えましたが、本当はここでもID提示の必要があったのかな?
念のためID持っておいた方が良いかもしれません。
スタッフの方が「この席でいい?」って聞いてくれたんですが、それがなんとステージから6列目。
前すぎて一瞬ステージの位置が逆かと思いました…。しかも結構センター寄りだったし。
これが10ユーロって!笑
ベルリン国立バレエ団の白鳥の湖の6列目が10ユーロって!!
これがヨーロッパの力か。
休憩時間にはオーケストラピットを覗いたりして…
最高でした。
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