今回のオランダ・ベルギー旅行で、正直ベルギーはおまけくらいの感覚だったんですけど、これはとんでもないことでございました。
ベルギーといえば世界随一のチョコレート王国。
その一点のみでも私にとってはオランダに勝る魅力があるというものです。
日本でも有名なピエールマルコリーニだって、ロゴの下をよく見れば「ブリュッセル」って書いてあります。
今まで気づかなかった。
もちろんチョコレート王国ですから、他にも気になるチョコレートブランドは数あれど、まずはピエールマルコリーニのお店へ向かいました。
ブリュッセル市内にはピエールマルコリーニのお店がいくつかありますが、最初はサロンのみのメニュー目当てにサロンスペースのあるお店に行きました。
→Pierre Marcolini Bruxelles, Sablon(Googleマップ)
ピエールマルコリーニのDésirシリーズ
お店に入ってすぐに目についたのが、この立方体のチョコレートケーキ。
“Désir”
英語でいうdesire、欲望。
ひとくちサイズのボンボンショコラをデザート的に解釈したピエールマルコリーニのオリジナルケーキシリーズ、ってところだと思います。
プレゼンテーション的にこれがお店の一押しっぽかったし、日本では見たことがなかったので、迷わずこちらを食べることにしました。
とは言え、色んなフレーバーがあってここから選ぶのに迷っちゃう。
1つ7.9ユーロ。
一緒にいる母は甘いものが苦手で戦力にならないし、私もサイズ的に2つは食べられないので、この12種の中から1つだけを選ぶっていう究極の選択。
でもまずは一番王道なやつを食べるべきっていう自分ルールにしたがって、写真右上の”Désir Chocolat !”をオーダー。
のはずが、まさかの在庫切れ。
まさかの選び直し。
店員さんは目の前で私の決断を待っている。
その状況下に焦りつつもパッと私が選んだのは、左下の”Désir Fruits Exoticques”。
柚子と胡麻っていうフレーバーがちょっと斬新で面白そうと思って。
「王道なやつを食べる」っていう自分ルール2秒で崩れました。
そうして運ばれてきた私のDésir。
しまった、と思いました。
なぜなら、私はホワイトチョコレートが苦手だから。
じゃあなぜこれを選んだの…
写真を見たら一目でホワイトって分かるのに…
明らかに白いのに…
1つ目のオーダーが通らなかったことで、期待がから回って完全に頭おかしくなってました。
柚子と胡麻っていう組み合わせに目が眩んでたっていうのもある。
そんな私を見て母は哀れそうに「もうひとつ頼んだら?」って言ってくれたけれど、食べきれないことは目に見えてるし、気を取り直して、
ホワイトチョコレートはピエールマルコリーニのやつしか食べられないの〜っていうキャラを自分に刷り込みました。
ウニは北海道の新鮮なウニしか食べられないわ〜って言う人みたいな。
キャラになり切れてないこの表情ですが。
でも実際食べてみたら、普通に完食できました。
ピエールマルコリーニ相手に、「普通に完食できた」って失礼でしかないけれど。
上質な味であることは大変よく分かりました。
ああ黒いチョコ食べたかった〜。
高級チョコレートショップでも量り売りが基本
帰り際、ボンボンショコラをいくつか買って帰りました。
ついでのヴィタメールも。
どちらも量り売りで、粒売りが基本の日本のお店よりだいぶ割安な気がしました。
その分とっても簡易包装だけれど、自分用にはこれで十分。
多少潰れちゃっても誰に失礼するわけでもないし。
ベルギーの人は毎日チョコレートを食べるって言うけれど、毎日食べるならこれくらい気軽に買えないとお店もお客も面倒でやってられないですよね。
毎日こんな高級チョコを食べてるかどうかは知りませんが。
ブリュッセルでは他のブランドのチョコレートも食べましたが、私の中ではこのピエールマルコリーニとヴィタメールが2トップでした。
私も毎日こんなチョコレートを食べたい!
調べたところ、残念ながらベルリンにはピエールマルコリーニもヴィタメールもなかったので、他に良さそうなチョコレートショップを見つけたいなあ。
それを考えるとどちらのお店も普通に複数店舗ある東京は相当環境いいですよね。
実際作ってるのは別会社だと思うので、ブリュッセルと同じ味とは限らないけれど、日本人菓子職人の腕は世界トップレベルのはずだから勝るとも劣らないだろうし。
今度一時帰国した時に改めて試してみようかな。
日本はまだまだ猛暑なようですが、ベルリンはもう夏が終わりそうで、これから本格的にチョコレートの季節です。
0 Comments