ようやくベルリンでの生活も徐々に地に足がついてきた感じで、大好きなお菓子づくりをドイツでも再開することにしました。
今住んでる家具付きのアパートは充実しているけれど、さすがに製菓道具まではなく、まずはそれらを揃えるところからのスタート。
まずは道具揃えから
日本で自分の家でお菓子づくりしていた時は、あらゆる道具があって当たり前だったから、
何がないのか逆に分からない状態だったけど、ケーキづくりの手順をひとつずつ思い出して、必要最低限を揃えました。
型はもちろんドイツでも買えるけれど、実家からいくつか持ってきました。
ゴムベラはドイツのAmazon、粉ふるいはWOOL WORTH、ハンドミキサーとスケールはROSSMANNで購入しました。
ゴムベラはこちらの商品です。
→Kaiser 769561 Patisserie Dough Scraper Set
ROSSMANNはドラッグストアだけど、小さめのPB家電が安くで売ってます。嬉しい!
ドイツの小麦粉は日本のものと違う
砂糖やバターは問題なく、むしろ日本より安く手に入るので助かりますが、ネックなのが小麦粉。
日本とは規格が異なるようで。
相違点は色々あるみたいだけど、いちばん気になるのがタンパク質の含有量。
近所のスーパーでいちばんタンパク質が少ないものを選んだけど、それでも含有率10%。
↓ “Eiweiß”がタンパク質のことです。
日本の普通の薄力粉は8%前後で、10%っていうと日本の中力粉に相当します。
うどんを作れる強さ。
コシが出ちゃう。
ドイツのケーキがずっしり重いわけですね。
ふんわり軽いドイツケーキなんて聞いたことないもんなー。
アジアンスーパーで日本の薄力粉を買うことも考えたけど、まずは現地のものを使ってみることにしました。
バナナブレッド
本当はシフォンケーキを焼きたくて、日本からもシフォン型を持ってきているけれど、たんぱく質含有量10%の小麦粉でいきなりシフォンケーキに挑戦するのはキツい。
まずはご挨拶代わりにバナナブレッドを作ることにしました。
これなら多少小麦粉の様子が違っても、失敗するはずがない!
はずが。
こちらでのお菓子づくりに慣れなさすぎて、砂糖を入れ忘れました。
生地を混ぜながら、やっぱり小麦粉強いかもな~ちょっとやりにくいな~ってふと顔をあげたら、用意した砂糖がそのまま残ってた…。
そりゃ混ぜづらいはずだわ。
小麦粉うんぬん以前の問題。
完全にタイミング間違えたけど、バナナブレッド程度ならまぁ大丈夫でしょうということで、そのまま強行しました。
アクセントに、今が季節のレッドカラント(赤スグリ)を混ぜ込みました。
仕上がりは、普通に美味しいけど、ちょっと食感が違うかも。
これが手順を間違えたせいなのか、小麦粉のせいなのか笑
小麦粉のタンパク量調節のために、粉の一部を浮き粉(タンパクを抜いた小麦粉)やコーンスターチに置き換えるやり方もあるみたいなので、これからその辺りの塩梅を探っていかねば。
私は日本でシフォンケーキを作る時は必ず小嶋ルミさんのレシピで作っていて、このレシピで作ったシフォンには絶対の自信を持っていたんですが、ドイツでも同レベルのシフォンケーキを作ることが当面の目標かな!
ずっしり美味しいバターケーキはこちらのケーキ屋さんでいくらでも買えるますが、ふんわりシフォンケーキはお金を出しても食べられないですからね。
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